リノベ建築工房 コラム

部分リノベの人気No.1!リビングリノベの費用と成功ポイント

部分リノベの人気No.1!リビングリノベの費用と成功ポイント

リビングだけのリノベーションは、部分リノベの中でも最も人気の高い工事です。家全体を変えなくても「暮らしやすさ」や「雰囲気の良さ」が大きく向上するため、近年はフルリノベと合わせて検討される方が増えています。

リビングは毎日の生活で必ず通る場所だからこそ、少し整えるだけでも「帰りたくなる家」に変わります。大きな工事をしなくても満足度が高いのが特徴で、はじめてリノベを検討する方にも取り入れやすい選択肢です。

今回のお役立ちコラムでは、リビングリノベの費用相場から成功ポイントまでを分かりやすく整理し、はじめての方でも後悔なく選べる判断軸をお伝えしていきます。

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リビングだけリノベが人気の理由

リビングだけリノベが人気の理由

リビングは家族の滞在時間が最も長く、暮らしの満足度に直結する空間です。部分的な工事でも効果が出やすいため「まずはリビングから変えたい」という人が多いのです。リビングは家族全員が必ず使う空間のため、小さな不便や古さが積み重なりやすくなります。

「なんとなく暗い」「冬だけ寒い」「物が散らかりやすい」など、毎日の小さなストレスが生活全体の満足度を大きく下げる原因にもなっています。だからこそ、部分的な工事でも変化が分かりやすく、はじめてのリノベでも踏み出しやすい場所として選ばれているのです。

家全体を変えなくても暮らしの質が上がる

リビングは日常動線の中心であり、生活の見え方を大きく左右します。そのため、壁紙や床材を変えるだけでも印象が大きく変わり、毎日の過ごしやすさが向上します。さらに、家具配置に合わせてコンセントの位置を調整したり、照明計画を整えたりするだけでも動きやすさが段違いです。部分リノベで最も満足度が高いといわれる理由は、少ない投資でも体感が大きいことにあります。

工期が短く費用をおさえられる

フルリノベに比べると施工範囲が限定されるため、工期が短く住みながら工事できるケースも多いのがリビングリノベの特徴です。施工内容によりますが、1日から1週間程度で完了することもあり、生活への負担が少ない点は大きなメリットです。工期が短いほど人件費がおさえられやすく、全体の費用にも良い影響が出ます。

間取り変更や収納改善で体感が一気に変わる

リビングは「少しの変更で大きく変わる空間」です。たとえば、不要になった和室の壁を撤去して一体化する、収納を増やして物が出しっぱなしにならないようにするなど、暮らしのストレスを一気に軽減できる工夫が豊富にあります。家族構成の変化に合わせて見直したい方にも向いている工事です。

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リビングリノベの費用相場

費用は工事内容や広さによって変動しますが、一般的な相場を理解しておくことで失敗を防ぎやすくなります。

施工内容別の費用相場

リビングリノベは「どこまで変えるか」で大きく金額が変わります。おおよその目安は次の通りです。

  • 壁紙張り替え 7万円〜15万円
  • 床材の張り替え 15万円〜30万円
  • 建具交換 10万円〜25万円
  • 和室→リビングの一体化 40万円〜80万円
  • 造作収納の追加 10万円〜40万円
  • 照明計画の変更 5万円〜20万円

部分リノベとしては比較的手が届きやすく「できる範囲から始めたい」という人にも選ばれています。

費用が上がるケース

リビングは生活の中心にあるため「表面的な作業だけで済まない」ケースが出てくることがあります。たとえば、構造壁が関係する間取り変更や床の下地補修、断熱材の刷新、電気配線の引き直しなどが必要になると費用は上がりやすくなります。

また、造作家具をフルオーダーにするとコストが増えるので、既製品と組み合わせるなどの工夫が必要です。とくに築年数が経っている住宅では、下地や設備の老朽化が見つかるケースもあり、追加工事が発生することがあります。事前の現地調査で「どこまでが必須工事なのか」「どこからが希望による工事なのか」を把握しておくと、予算管理がしやすくなります。

費用をおさえるポイント

費用をおさえるカギは「既存を活かす部分」と「変える部分」を明確にすることです。床の状態が良ければ上から重ね貼りする方法もあり、建具は枠だけ残して扉を交換することで費用をおさえられます。

また、優先順位を決めて予算配分をおこなうと満足度の高いリノベが可能です。とくに照明計画やコンセントの配置は費用が小さく効果が大きいため、先に検討すると良い仕上がりになります。

リビングリノベで後悔しないための成功ポイント

リビングリノベで後悔しないための成功ポイント

リビングは家族の動きが集中する空間なので、機能性と快適さのバランスが重要です。

動線と視線を意識したレイアウト

リビングの満足度を左右するのが「動線のスムーズさ」です。テレビの位置やダイニングへの出入り、キッチンまでの距離など、普段の動きを想定して配置を考えると生活が整いやすくなります。視線が通る方向を意識すると空間を広く見せる効果も生まれるため、家具選びとレイアウトは全体の印象を大きく左右します。

収納量と配置で日常のストレスが変わる

物が表に出にくいリビングは快適さが長続きします。造作棚や壁面収納を取り入れると生活感をおさえつつ機能的に暮らせます。収納を増やすだけでなく、使う場所の近くに配置することで片付けの手間が減り、家族全員が使いやすくなるのです。

照明とコンセント計画が満足度を左右する

照明の色味や明るさの違いで空間の印象は大きく変わります。ダウンライトや間接照明を取り入れると落ち着きのあるリビングになり、リラックスできる空間がつくれます。また、掃除機や加湿器などの家電に合わせてコンセントを計画すると、使い勝手が良く暮らしやすさも向上するのです。

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リビングがどう変わる?代表的なリノベ例

リビングリノベは、小さな工夫から大きな間取り変更まで幅広く対応できます。

手狭なリビングを広く見せる工夫

色の明るい床材に変更したり、視線が抜けるレイアウトにするだけでも空間は広く感じられます。窓周りの処理やカーテンの高さを調整するだけでも圧迫感が減り、体感が大きく変わります。

和室をつなげて広々LDKに

使われなくなった和室をリビングと一体化するリノベは非常に人気があります。急に広々としたLDKになり、家族が集まる時間が増えるケースも多いです。段差解消や畳からフローリングへの変更にも対応できます。

ちょっとの変更で劇的に変わるプチリノベ

壁紙と照明だけを変える、小さな造作棚を付けるなど、数万円〜数十万円のリノベでも驚くほど体感が変わることがあります。「まずは雰囲気を変えたい」「予算内でできる範囲で整えたい」という方におすすめの方法です。

リビングだけのリノベが向いている人

リビングだけのリノベが向いている人

リビングだけのリノベは、生活の中で感じる「小さな不便」や「なんとなく気になる過ごしにくさ」を改善したい人に選ばれることが多い工事です。フルリノベほど大きな決断を必要としないため、「まずは気になる部分だけ変えたい」「今の暮らしを手軽に整えたい」という人にとくに向いています。

ここからは、よく当てはまるパターンをいくつか紹介するので、あなたの状況に近いものをチェックしてみてください。

まずは費用をおさえて雰囲気を変えたい人

「いきなりフルリノベは不安」「まずは試したい」という方はリビングリノベから始めると効果を実感しやすいです。小さな施工でも家の印象が大きく変わるため、満足度が高い部分リノベです。

家族構成が変わり生活動線を見直したい人

子どもの成長や在宅ワークの増加など、生活が変わったタイミングで見直すことで暮らしが整いやすくなります。

フルリノベの前に試したい人

将来的に間取り全体の見直しを考えている場合でも、まずはリビングから試すことで「必要な工事のイメージ」を掴みやすくなります。

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FAQ|リビングリノベの費用と成功ポイントについてよくある質問

リビングリノベは部分リノベの中でも効果が体感しやすい一方で、「どこまでやると費用が跳ねるのか」「住みながら工事できるのか」「間取り変更はどこまで可能か」といった判断が難しいポイントもあります。ここでは、初めての方がつまずきやすい論点を3つに絞って整理します。

Q.リビングリノベは、何から優先して手を付けると失敗しにくいですか?

失敗しにくい順番は「暮らしのストレスが大きい原因から潰す」ことです。具体的には

①寒い・暑いなど温熱の不満(窓まわり・断熱)

②散らかる原因(収納量と配置)

③暗い・落ち着かない原因(照明計画)

④使いにくい原因(コンセント・動線)

という優先度が基本になります。見た目だけ先に変えると、暮らしの不満が残って「おしゃれになったのに使いづらい」となりやすいです。リノベ建築工房では、家具配置と生活動線を先に整理し、必要な配線・照明・収納の順に決めることで、費用の無駄と後戻りを防ぎます。

Q.「和室をつなげてLDKを広げたい」のですが、費用が上がるポイントはどこですか?

費用が上がりやすいのは、見た目よりも“下地と段差”と“構造”です。和室の壁を撤去する場合、壁が構造壁(耐力壁)だと補強が必要になり、工事内容が大きくなります。

また、畳からフローリングへの変更では、床下地の調整や段差解消が必要になりやすく、結果として40〜80万円のレンジに収まりにくいケースがあります。さらに、既存の床鳴りや下地の傷みが見つかると補修費が追加されることがあります。

リノベ建築工房では、現地調査で「抜ける壁/抜けない壁」と床下地の状態を先に確認し、費用がブレる要因を初期に可視化します。

Q.住みながらリビングリノベはできますか?家具はどうすればいいですか?

多くのケースで住みながら可能ですが、工事内容によって“生活の負担”は大きく変わります。壁紙・照明・コンセント調整などは短期で完了しやすい一方、床の張り替えや間取り変更が入ると、養生範囲が広がり、家具の移動や一時保管が必要になります。

ポイントは、工事範囲をゾーニングして「生活エリアを残す」段取りを組むことです。大型家具は移動動線を確保し、必要に応じて一時保管や部屋内移動で対応します。

リノベ建築工房では、住みながら工事が前提の方には工程と養生計画を先に提示し、工事中も生活が破綻しない進め方を提案します。

【リノベ建築工房】リビングだけで“帰りたくなる家”へ|まずは費用感と優先順位を整理しませんか

【リノベ建築工房】リビングだけで“帰りたくなる家”へ|まずは費用感と優先順位を整理しませんか

リビングリノベは、部分リノベの中でも少ない投資で体感が大きく、暮らしの満足度を一気に上げやすい工事です。ただし、成功の鍵は「見た目」より先に、暮らしのストレス源を特定して優先順位を決めることにあります。

暗さや寒さの原因が窓なのか照明なのか、散らかる原因が収納不足なのか配置なのか、動きにくさが動線なのかコンセントなのか。ここが曖昧なまま進めると、工事後に「きれいになったのに使いにくい」と感じやすく、追加工事で予算が膨らむ原因にもなります。

リノベ建築工房では、現地状況とご要望を整理したうえで、必要な工事と“やらなくていい工事”を切り分け、費用のブレを抑えながら満足度の高いリビングづくりを提案します。

まずは問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、ショールームへの来店のいずれかで、今のリビングの悩みと「こう暮らしたい」をお聞かせください。