かつて両親が建てた家を、自分たちの暮らしに合わせて再生する“実家リノベーション”。東海市では築30〜40年の木造住宅をリノベーションして住み継ぐケースが増えています。
建て替えに比べてコストを抑えつつ、耐震・断熱性能を大幅に向上させることができる点が魅力です。この記事では、実家リノベーションの費用相場と進め方、そして新築を超える快適さを生む耐震×断熱リノベのポイントをわかりやすく解説します。
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東海市で実家リノベーションを検討する前に知りたい費用相場と補助金
実家リノベーションの費用は「どこまで直すか」で大きく変動します。全面リノベーションの目安は東海市エリアで1,200〜2,000万円前後。部分リノベーションでは500〜800万円が一般的です。
建て替えに比べると、30〜40%のコストダウンが可能なケースもあります。さらに、東海市では愛知県の「耐震改修補助金」や「省エネ改修支援制度」を活用できるため、100万円以上の補助を受けることも珍しくありません。
- 全面リノベーション(延床30坪):約1,500万円〜2,000万円
- 水回り+断熱・耐震改修(部分リノベ):約700万円〜1,000万円
- 外装・屋根改修のみ:約300万円〜600万円
実家リノベの費用を左右する3つの要素
費用を決める大きな要素は「構造の補強範囲」「断熱性能のレベル」「デザイン性」です。耐震改修を同時に行う場合、壁量計算や基礎補強が必要となり100〜200万円の追加費用が見込まれます。
断熱についても、内断熱か外断熱かで費用は倍近く変わることも。デザイン性にこだわりすぎると、造作家具や照明計画でコストが膨らむため、優先順位を明確にするのがポイントです。
補助金・減税制度を上手に組み合わせる
愛知県・東海市では耐震改修補助金が最大100万円、省エネ改修では最大60万円の助成が受けられます。また、リフォーム減税や住宅ローン控除を併用すれば、実質的な負担額を2〜3割減らすことも可能です。リノベ建築工房のおすすめは「見積もり取得前に制度確認を行う」こと。
補助金は後から申請できないケースが多く、設計段階で条件を満たす必要があります。
実家リノベーションの進め方|東海市で失敗しない段取りとは

リノベーションを成功させる鍵は“順番”。特に実家の場合、親との共有や相続の整理も含めて計画的に進める必要があります。私たちリノベ建築工房が実際にサポートしたお客様でも、準備不足からスケジュールが後ろ倒しになるケースが少なくありません。
以下の流れを押さえることで、ムダのない進行が可能になります。
| 段階 | 内容 | 期間の目安 |
| 現地調査・耐震診断 | 劣化・構造の確認 | 約2週間 |
| プラン・概算見積り | 間取り・予算のすり合わせ | 約1か月 |
| 設計契約・詳細見積り | 補助金申請・仕様決定 | 約1〜2か月 |
| 工事・完了引渡し | 着工〜完成 | 約3〜4か月 |
家族との共有と名義確認が最初のステップ
実家リノベでは、親世代との意思共有と名義確認が重要です。名義が親のままだと、補助金申請やローン審査に制限がかかることがあります。
まずは「誰が住み、誰が所有するのか」を明確にした上で、相続や贈与の専門家と連携することをおすすめします。
耐震・断熱診断を“同時”に行うメリット
リノベ建築工房では、東海市の旧耐震住宅を対象に「耐震×断熱セット診断」を実施しています。これにより、劣化箇所や断熱欠損を同時に把握でき、補強工事のムダを防ぐことが可能です。
特に築30年以上の住宅では、壁内の断熱材が劣化している場合が多く、耐震補強と同時施工で最大20〜30万円のコスト削減につながるケースがあります。
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耐震×断熱リノベで“新築超え”を実現するコツ

「せっかくリノベするなら、新築以上に快適にしたい」――そんな声をよく耳にします。実際、性能向上リノベを行えば、耐震等級2相当・断熱等性能等級5クラスの水準を実現することも可能です。ここでは、快適性とコストのバランスを両立するポイントを紹介します。
- 耐震補強の基本:基礎補修+構造用合板で壁強度アップ
- 断熱改修の基本:天井・壁・床の断熱+樹脂サッシ交換
- 空調計画:気密性を高めることで冷暖房費を約25%削減
性能アップの“優先順位”を決める
すべてを完璧に改修しようとすると、費用は上がりすぎてしまいます。東海市の平均的な住宅(築35年、延床30坪)では、耐震+断熱+内装リフォームのセットで約1,500万円が目安。
リノベ建築工房がおすすめする提案は「見えない部分から先に直す」こと。構造と断熱を優先すれば、内装は後からでも変更できます。
素材選びと職人の技で“ぬくもり”を残す
リノベ建築工房では、古い梁や建具を再利用した「記憶を残すリノベ」を大切にしています。耐震補強後に現れる梁をあえて見せ梁にしたり、断熱改修後も自然素材の塗り壁を採用したりと、東海市らしい木造住宅の良さを活かす提案を行っています。こうしたデザインはコストを抑えながらも“新築にはない味わい”を実現できます。
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FAQ|実家リノベーションの費用や進め方をわかりやすく徹底解説!

実家リノベーションを検討されるお客様から寄せられる質問の中から、特によくある5つをまとめました。費用感や進行のリアルを把握する参考にしてください。
Q1.建て替えとリノベ、どちらが得ですか?
A.建て替えは平均2,800〜3,000万円前後、リノベは1,500万円前後が目安です。構造がしっかりしていれば、リノベの方がコスパが高い傾向があります。
Q2.築40年以上でも耐震補強できますか?
A.はい、可能です。基礎の状況を確認し、鉄筋コンクリート巻き立てなどで対応します。リノベ建築工房では東海市の耐震診断士が設計段階からサポートします。
Q3.工事期間中は仮住まいが必要ですか?
A.全面リノベの場合は約3〜4か月の仮住まいをお願いしています。部分改修では、部屋ごとの施工で在宅リノベも可能です。
Q4.補助金の申請は代行してもらえますか?
A.はい。東海市・愛知県の補助金申請代行を無償で行っています。条件確認や書類作成もサポートします。
Q5.どの時期に工事を始めるのがベストですか?
A.春と秋が最適です。湿度が安定し、木材や断熱材の施工精度が高まります。年内入居を希望される場合は、夏前の契約がおすすめです。
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耐震×断熱で“実家再生”を成功へ導く|リノベ建築工房へのご相談を

東海市で実家リノベーションをお考えなら、まずは「耐震」と「断熱」をセットで考えることが成功の第一歩です。見た目の美しさだけでなく、家族の安心・快適・経済性を長期的に支える工事こそが本当の“再生”といえます。
リノベ建築工房では、東海市に根ざした診断・設計・施工のワンストップ体制を整え、無料の現地調査と資金計画シミュレーションを実施しています。お問い合わせはフォーム・メール・電話からいつでも可能。
ショールームでは、断熱材や補強構造の実物展示もご覧いただけます。家族の想いをつなぐ“実家リノベ”を、私たちと一緒に形にしていきましょう。
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